【謎解きゲーム94】「余すところのない謎」【スキマ時間で楽しむ脳トレひらめきクイズ】
【答え】
『すみずみ』(隅々)
【解説】
右のイラストは一段目が「たけのこ」、二段目が「折り鶴」、三段目が「ハイエナ」となっています
イラストをヒントに漢字を完成させると、
一段目が「畑」(はたけ)
二段目が「氷」(こおり)
三段目が「灰」(はい)
となると推測できます。
「火」が入る段の矢印は赤。
「水」が入る段の矢印は青になっているので、色のイメージと合わせてもしっくりきます。
つまり、赤い矢印は「火」が入ることを表し、青い矢印は「水」が入ることを表していました。
また、漢字は訓読みで統一されています。
四段目を見ると紫の矢印になっています。
この紫の矢印はよく見ると、赤と青の矢印が重なっていることが分かります。
なので、「火」と「水」が入ることを表していると推測できます。
漢字が成り立つように考えると、
左の枠に「火」で「炭」に、
右の枠に「水」を入れて「泉」になることが想起できます。
訓読みは「すみ」と「いずみ」なので、「すみずみ」が答えになります。
【豆知識】
BBQの炭、冷蔵庫の脱臭剤、お風呂に入れる炭…。私たちの生活に身近な「炭」は、実は目に見えない無数の「穴」を持つ特殊な物質です。
このシンプルな見た目の裏には、驚くべき秘密が隠されています。
炭は、木材を高温で蒸し焼きにする過程で生まれます。この時、木材の成分が抜け出し、元の細胞の骨格が残って、非常に細かい孔(あな)が多数形成されるのです。
このような内部に微細な孔を多く持つ物質を、科学の世界では「多孔質体(たこうしつたい)」と呼びます。たった1グラムの炭でも、その内部表面積はテニスコート数枚分に相当すると言われるほど広大です。
この「穴だらけ」の構造が、炭の多様な機能の鍵を握っています。
この多孔質な構造は、炭に多くの優れた能力を与えています。
- 吸着効果: 無数の孔が、空気中のニオイや水中の不純物などを効率的に吸着します。消臭剤や浄水材として利用されるのはこのためです。
- 湿度調整効果: 湿気が多い時は水分を吸い、乾燥している時は放出する、自然な調湿作用があります。
- ミネラル溶出効果: 良質な木炭は、水中にミネラル成分をわずかに溶かし出し、水をまろやかにする効果も期待できます。
普段何気なく使っている炭が、実はこのようなミクロの構造を持ち、私たちの生活に多くの恩恵をもたらしてくれています。
続いてはこちらの謎!解けますか?
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