【博士ちゃん】ゾッとする「かしコワ生物」No.1は?ユーカリ、アリタケ、ファイヤーホークの怖さを深掘り!

【博士ちゃん】かしコワ生物No.1決定戦!1位になった「ユーカリ」「ファイヤーホーク」「アリタケ」の怖さを深掘り!

9月20日に放送された「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」は、「かしコワ生物No.1決定戦SP!」と題し、賢いけれどゾッとする怖さを持つ生物がプレゼンされました。ゲストの満島真之介さん、ココリコ田中さんも加わり、採点形式で行われたこの企画。まさかの同率1位となった3つの生物と、その恐ろしい生態を深掘りしていきましょう。

 


「かしコワ生物」No.1決定戦!最終順位と驚きの結果は?

番組には、火を操る鳥、体を乗っ取るキノコ、そして燃える木など、想像をはるかに超える「かしコワ生物」が登場しました。総勢7名の博士ちゃんがプレゼンした結果、最終的な順位はこちらです。

  • 1位(49点): アリタケ、ファイヤーホーク、ユーカリ
  • 4位(46点): チョウチンアンコウ
  • 5位(45点): イヌワシ、ハイイロオオカミ
  • 7位(44点): ハキリアリ

誰も予想できなかった同率1位に輝いたのは、アリタケ、ファイヤーホーク、そしてユーカリでした。それぞれ、まったく異なる恐怖の戦略を持っています。

 


【同率1位】自分以外は燃えてしまえ!恐怖の木「ユーカリ」

オーストラリアの木「ユーカリ」 コアラの大好物としても知られるユーカリが、まさか「かしコワ生物」として登場するとは驚きでした。プレゼンした博士ちゃんによると、ユーカリは自ら山火事を引き起こす要因になっているというのです。

ユーカリの葉には、揮発性の油「テルペン」が大量に含まれています。夏になるとテルペンが空気中に充満し、雷や乾燥で起こった小さな火種でも、大規模な山火事に発展しやすくなるのです。しかし、ユーカリの木は、内側の芯や根が燃えにくいため、自らは生き残ることができます。

さらに、ユーカリの果実は熱で種子が開き、焼け野原に種をまき散らします。火災で他の植物が駆逐された後、いち早く発芽することで、ユーカリは自分たちの縄張りを広げているのです。この冷酷な生存戦略こそが、オーストラリアの森の8割近くをユーカリが占拠している理由でした。

 


【同率1位】獲物を火で脅す!伝説の「ファイヤーホーク」

博士ちゃん「かしコワ生物決定戦」|ユーカリ、ファイヤーホーク、アリタケの驚きの生態を解説!オーストラリアの一部に生息する猛禽類、チャイロハヤブサトビといった鳥の別名が「ファイヤーホーク」です。彼らの驚くべき狩りの方法は、まさに火を利用したものでした。

番組で紹介された貴重な映像には、ファイヤーホークが燃えている木の枝をくわえて飛び立ち、それをまだ燃えていない草むらに落とす様子が映し出されていました。火から逃げ惑う小動物や虫を捕まえるという、賢すぎる行動にスタジオは騒然。火という生き物が最も恐れるものを、意図的に狩りに利用するその知能にゾッとさせられます。

 


【同率1位】意識があるのに体が勝手に動く「アリタケ」

今回の1位の中で最も独特な怖さを持っていたのが、アリに寄生するキノコ「アリタケ」です。アリタケは、胞子でアリの体内に侵入すると、その脳ではなく筋組織を支配し、アリを「ゾンビ化」させます。

この状態のアリは、意識は正常なのに体が勝手に動くという、想像を絶する恐怖を味わうことになります。アリタケは、胞子を飛ばすのに最適な、高さのある場所にアリを強制的に移動させます。最後は、アリを葉や枝に強く噛みつかせ、顎の筋肉を硬直させる「デスグリップ」で体を固定します。動けなくなったアリは、アリタケに養分を吸われ、やがて命を落とし、その体からキノコが生えて次の胞子を飛ばすという、完璧な恐怖のシステムが完成しているのです。

 


まとめ:賢さとゾッとする怖さを兼ね備えた生物たち

同率1位となった3つの生物には、「火」や「支配」といった、人間にとっても根源的な恐怖が共通していました。自らの生存のために、他の生物を利用し、環境すらも変えてしまう彼らの賢さは、まさに「かしこいけど怖い」という言葉がぴったりです。改めて、地球上には私たちの想像を超える生き物が存在することを教えてくれる、興味深い企画でした。