【ほん怖新作】出口夏希主演「或る訳ありの部屋」が怖すぎる理由。語られない恐怖と結末の考察
『ほんとにあった怖い話』新作「或る訳ありの部屋」がネット騒然の怖さ
8月16日に放送されたフジテレビ系土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025』が大きな話題を呼びました。今回は番組史上初の試みとして行われた“最恐選挙”で選ばれた歴代名作6本に加え、唯一の完全新作エピソード「或る訳ありの部屋」が放送。その内容が「怖すぎる」とSNSで騒然となっています。
主演の出口夏希さんが演じる主人公に襲いかかる恐怖の物語を、改めて振り返ってみましょう。
「或る訳ありの部屋」完全ネタバレ!恐怖を振り返る
居酒屋で働く笠間真衣(出口夏希)は、1ヶ月の長期ヘルプのため、会社が用意したマンションに住むことに。部屋に入ると、壁にはお札が貼ってあったような不気味な跡が。実は、1ヶ月前に同じ部屋にヘルプに来た先輩は、わずか3日で戻っていたという不穏な部屋だった。
その夜、真衣は金縛りに遭い、リビングに佇む長い黒髪の女の霊を目撃。恐怖はさらにエスカレートし、二日目の夜には、部屋をさまよう霊が真衣の耳元で「一緒にきて…」と囁き、さらには馬乗りになって首を絞めてくるという衝撃的な展開に。目が真っ白で恐ろしい形相の女の霊に、真衣はただ震えることしかできませんでした。
後日、先輩からその部屋にはお札が貼られていたが、先輩自身が剥がしてしまったという事実を知らされます。店長に話しても事の重大さを軽くあしらい、「じゃあ、またお祓い頼んで、お札を貼ってもらうから」というだけ。真衣はすぐに部屋を飛び出した。会社もその曰く付きの部屋を今でも借り続けているという、後味の悪い結末で物語は幕を閉じました。
なぜ「語られない恐怖」がこんなにも怖いのか?
このエピソードが多くの視聴者を震えさせたのは、単なる怪奇現象の描写だけではありません。何よりも恐ろしいのは、「この部屋で一体何があったのか」が最後まで明かされないこと。「語られない恐怖」は、視聴者の想像力を掻き立て、より深い部分で不安を煽ります。
また、会社が部屋の事情を知っていながらも、軽くあしらっている様子は、現実世界でもあり得る無責任さや冷たさを感じさせ、ゾクッとするような恐怖を呼び起こしました。ありふれた日常に潜む非日常的な恐怖を描いたこの新作は、歴代作品に劣らない、心に深く突き刺さる傑作だったと言えるでしょう。

佐々木竜千です。主に脳トレ謎解きクイズやRPG攻略、エンタメ、ニュースなどを発信しています。10年以上ゲーム攻略ブログを運営。読者の皆さんのスキマ時間の脳トレやゲームの疑問解決に貢献できるよう、日々情報収集と発信に励んでいます。
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