【謎解きゲーム60】「大事にしたい謎」【スキマ時間に挑戦できるクイズ】【たま謎】

みなさん、こんにちは!

今回の謎解きゲームは『大事にしたい謎』です。

 

謎解きゲーム60『大事にしたい謎』

『3文字の答えは何でしょう?』

 

スクロールするとヒントが表示されます。












■ヒント1『左のイラストは上から「ホルン」、「すいか」、「もぐら」、「オカピ」となっています』

スクロールするとヒント2が表示されます。












■ヒント2『足された文字に注目』

※スクロールすると答えが表示されます。












 

【答え】

『モラル』

 

【解説】

イラストは上から「ホルン」、「すいか」、「もぐら」、「オカピ」となっています。

一段目は「ホルン」の「ホン」の部分が「本屋(ほんや)」になっているので、後ろに『や』が足されています。

二段目は「すいか」の「すい」が「炊事(すいじ)」になっているので、後ろに『じ』が足されています。

四段目は「オカピ」の「オカ」が「お菓子(おかし)」になっているので、後ろに『し』が足されています。

後ろに足された文字を上から並べると、

「や・じ・?・し」となります。

4文字で「や・じ・?・し」と言えば、この謎の中にもある『やじるし』(矢印)が当てはまります。

 

この謎は4つの矢印に「や・じ・る・し」を一文字ずつ当てはめて、それぞれその段の文字と足すという謎になっていました。

なので、答えは「もぐら」の「もら」と「る」を足して『もらる』(モラル)となります。

 

 

【コラム】

今回は「モラル」が答えとなる謎解きでした。

「モラル」という言葉、私たちは日常生活で当たり前のように使っていますが、その語源や歴史的背景を調査してみました。

 

「モラル(moral)」という言葉は、ラテン語の「mores(モーレス)」に直接由来します。

「mores」は、ラテン語の「mos(モース)」の複数形であり、単数形の「mos」が「習慣」「風習」といった意味を持つのに対し、「mores」はより広範で深い意味合いを含んでいました。

 

「mores(モーレス)」が指し示すもの

慣習: 社会の中で長年にわたり受け継がれてきた行動様式や習慣

道徳: 善悪の判断基準となる規範や倫理観

倫理: 人として守るべき道理や行動規範

行動規範: 社会生活における適切な行動や振る舞いの基準

 

古代ローマ社会において、「mores」は単なる習慣以上の意味を持っていました。

それは、社会秩序を維持し、市民が共同生活を送る上での基盤となる価値観であり、人々の行動を律する力強い規範でした。

 

古代ローマにおいて特に重要視された概念に「mos majorum(モース・マイヨールム)」があります。

これは「祖先の慣習」や「古来からの伝統」という意味で、先祖から受け継がれてきた価値観、習慣、行動規範の総体を指します。

ローマ人は、「mos majorum」を社会の安定と繁栄の源泉と捉え、個人の行動や政治運営においても重要な指針としていました。

 

ラテン語の「mores」は、様々な言語に取り入れられ、英語の「moral」へと発展しました。

英語においても、「moral」はラテン語の「mores」が持つ意味合いを色濃く受け継ぎ、道徳的な、倫理的な、善悪の判断に関するといった意味で使用されます。

さらに、英語では「morality(モラリティ)」という名詞も派生し、「道徳」「倫理」「道徳観」といった意味合いで広く使われています。

 

このように、「モラル」という言葉は、古代ローマの社会規範「mores」をルーツとし、時代や文化を超えて、人間の社会生活における重要な概念として受け継がれてきた言葉となっています。